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停電や災害の対策に欠かせない蓄電池とは?

ここ数年、台風や大雨で停電が発生するケースが目立ってきています。
近年の台風による停電では、完全復旧まで9~11日かかったという地域もありました。
停電が起こると照明が使えないだけではなく、通信手段が途絶え、オフィス機器も使用不能になってしまいます。
このような停電への備えとして蓄電池の設置する企業が増えています。
蓄電池は非常用予備電源以外にも用途がある設備にもなっています。
どのような用途があるのかをまとめました。

目次

1.蓄電池は非常時に予備電源として使用できるため災害対策になる
2.社内で行っている太陽光発電の電力を全て自家消費に回せる
3.深夜電力を蓄えることで電気料金を抑える効果も得られる
4.業務継続や通信手段の確保に予備電源としての蓄電池が必要
5.非常時でも蓄電池でオフィス環境を守ることも可能
6.まとめ

蓄電池は非常時に予備電源として使用できるため災害対策になる

もともと災害が多い日本では、大規模な停電が発生する率は諸外国に比べると少ないと言われています。
小規模な停電であれば迅速に復旧される仕組みも整っています。
ですが、大規模な災害時には復旧までに時間がかかるケースがあります。
記憶に新しいのが令和元年の台風による送電設備の倒壊による大規模停電でしょう。
また大地震により発電設備自体が損傷し発電が行えないことで電力の供給が間に合わなくなったこともありました。
このような事態が起こると、長期間に渡り電源供給が受けられない事態が起こります。
電力が送られてくるのを待つだけではなく、自社で電気を備えておくことで、長期間の停電を避けることが可能となります。
電力を備えるといってもそれぞれの企業で発電所を持つことは難しいですよね。
発電によらず電力を備える方法の1つが蓄電池の設置です。

イメージとしてはスマートフォンの予備電源として持ち歩くことが多いモバイルバッテリーを思い浮かべるとよいでしょう。
電気を溜めておくことで、いざというときに予備電源として使用できるのが蓄電池です。
オフィスに備えておくことで、万が一の非常時に予備電源として電源の確保がかないます。

社内で行っている太陽光発電の電力を全て自家消費に回せる

太陽光発電を社内で行っている企業もあるでしょう。
以前は太陽光発電で発電した電力を電力会社に売却することで利益が出ていた時期がありました。
ですが、売電価格が下がり自家消費を行ったほうがよいと考える企業も増えたかと思います。
発電した電力の全てが自家消費できればよいですが、余った電力があれば単価が下がった状態で売電に回すしかない状態かもしれません。
ですが、蓄電池があれば余った電力を蓄電池に貯められます。
蓄電池は繰り返し充電ができるため、余剰電力は充電池に貯めておき、必要なときに使用すれば電力購入のコストが抑えられます。
自社で発電した電力を効率よく利用することができるでしょう。
日照がある昼間に発電した電力を、夜間に自家消費することができるようになります。

深夜電力を蓄えることで電気料金を抑える効果も得られる

電力会社との契約により、夜間や深夜は低価格で電力の供給が受けられるプランがあります。
ですが、企業の多くは昼間に経済活動を行っているため、なかなか低価格で電力供給を受けられません。
そんな場合に、蓄電池があることで、電力の供給が低価格で受けられる時間帯に蓄電池への蓄電が可能となります。
蓄電池への蓄電を深夜に限り、昼間は蓄電池から電源供給を受けることで、電気料金を抑える効果が得られるでしょう。

業務継続や通信手段の確保に予備電源としての蓄電池が必要

ディスクトップPCにはUPS(無停電電源装置)を設置しているという企業は多いでしょう。バッテリーを供えているノートPCに比べると、停電などで電気の供給が途絶えるとディスクトップPCは突然シャットダウンを起こします。
これによりデータ消失が起こったりPCが壊れてしまったりすることを防ぐ装置がUPSです。
ですが、UPSは一時的に電源供給を行う容量しか備えていないことが多いのが欠点。
UPSが稼働している間にデータ消失を起こさないようにデータを保存し、PCが壊れるのを防ぐため早くシャットダウンを行う必要があります。
蓄電池はUPSに比べると容量が多く、稼働し続けることも可能です。
非常時は業務継続に必要な最低限のシステム稼働に絞れば、かなりの長期間停電が続いた場合でも業務継続が可能となります。
また非常時こそ従業員との連絡を密に取る必要が出てきますが、予備電源を持つことで通信手段の確保もかないます。

非常時でも蓄電池でオフィス環境を守ることも可能

非常時でも業務を継続するためには、システム用の電源や通信手段の確保だけではなくそこで働く人の環境もある程度備える必要があるでしょう。
夜間の照明や飲料水、トイレ、季節によっては冷暖房といったオフィス環境を整えることも大切です。
蓄電池を備えることで、このようなオフィス環境が整った状態で業務にあたってもらうことも可能となります。
もちろん、通常通りの環境を整えることは難しくなりますが、少しでも働きやすい環境が提供できるよう、蓄電池を備えておきたいですね。

まとめ

蓄電池というと、多くは災害への備えという一面だけが目立ちます。
しかし、日ごろ社内で行っている太陽光発電の余剰電力を溜めたり、深夜電力で蓄電をしたりすることで電力購入コストを下げる効果もあるのです。
災害備蓄用と考えると、蓄電池は高額なものに感じるかもしれませんが、日ごろの電力購入コストが下げられる設備と考えると無駄ではありません。
電力のコストダウンのためにも、導入を検討されてはいかがでしょうか。

 

非常用蓄電池【E.P.Smoble】株式会社No.1